CPIM試験科目
CPIM資格認定プログラムは、次の2科目で構成されておりましたが、2023年2月からは、CPIM 8.0として1つの科目に統合されています。
CPIM Part 1
- Basics of Supply Chain Management (BSCM)
サプライヤーから顧客までサプライチェーンの完全なマテリアルフロー管理時の基本的コンセプトが本基本科目に網羅されております。本科目では、製造・配送・サービス・リテール業を取り上げます。設計、計画策定、実行、モニタリング、コントロールの基本的な関係性の内容を含んでおります。本科目における資材の知識は、類似のトピックをより深く学ぶ他のAPICS CPIM科目受験のための前提条件となります。
トピックは以下を含みます。
・各種サプライチェーン環境を含む基本的なビジネスコンセプトの理解
・市場と顧客が期待する需要管理
・製品・プロセス・情報システムの設計
・在庫コスト、機能、メリットを含む供給に関連する問題の理解
CPIM Part 2
- Master Planning of Resources (MPR)
需要管理、売上・オペレーション計画、マスター・スケジュール計画、配送計画、行動を必要とする条件の確認などを調査し、運用します。本科目では、中長期的な他と関わりがない需要のために、供給と需要の両計画に関する知識を評価します。
トピックは以下を含みます。
・市場を支える製品とサービス全ての需要認識
・全計画をいかにビジネスへ結合させるか
・実行スケジュールへの生産計画の構成要素別分解
・配送ネットワークと補充計画
- Detailed Scheduling and Planning (DSP)
MRP(資材所要量計画)、CRP(連続的補充計画)、リーン、TOC(制約理論)、プロジェクトなどの計画策定技法を含む在庫管理ツールや技法に関する実用的な知識を習得します。それぞれの技法を使用する効果を理解する、在庫、資材、許容量、サプライヤーパフォーマンスの標準的な対策、そして問題が深刻化する時期を認識します。
トピックは以下を含みます。
・在庫管理、資材要件計画策定、許容量要件計画策定、調達とサプライヤー計画策定
・サプライチェーン・マネジメントの重要性認識とスケジュール、計画策定、業務委託に関連するサプライチェーンの展開
・製品レベルでの計画とマスタープランニングレベルで作成されたスケジュールを調達され製造され得る要件にすること
・実行管理機能とマスター・プランニングを繋ぐこと
・製品やサービスの供給管理のための計画策定、スケジュール策定、資源分配、プロジェクト実行
- Execution and Control of Operations (ECO)
計画からオペレーション活動への移行方法を学び、オペレーション現場で技法を定義付け・使用します。
トピックは以下を含みます。
・計画に対する実績の比較と適切な是正措置
・設置されたグループ間でのコミュニケーションと業務としての周りの方への説明
・競合資源下での実務的解決法開発
・仕事放棄の説明とデータ収集を通じたパフォーマンス報告
・クオリティイニシアチブの実行と継続的改善計画の理解
・トレードオフ(二律背反)の評価と設計決定事項への参加
- Strategic Management of Resources (SMR)
本科目を通してより高度な次元での思考、戦略計画策定、またオペレーションの実行を含む、学びを次のレベルに押し上げます。市場要件がどのように機関の資源やプロセスを牽引するかという内容を含んでおります。
トピックは以下を含みます。
・各種事象の組み合わせを必要とするコンセプトの理解とCPIM知識全体の中核におけるより高度な思考の理解
・実在・新規プロセスの関係性と、オペレーションやサプライチェーン機能の理解
・各種ビジネス環境の理解
・どのようにビジネス戦略が策定され、オペレーション戦略が実行されるかを知ること