合格体験談03

泉 啓介氏(外資系製造業)

概略

合格者  泉 啓介
所属   外資系製造業
受験資格 APICS CPIM(Certified in Production and Inventory Management)
学習期間 15か月程度(2010年6月~2011年9月)
学習時間 130時間程度(1科目約20時間X5科目+APICS推奨テキストでの確認)
英語使用状況等 日々の業務で1割程度

 

受験の動機

勤務している海外本社の推奨資格として挙げられていたため興味を持ちました。当時は、サプライチェーンのオペレーションを日々担当しており、8年ほど生産計画領域の業務に携わっていました。今の知識・スキルはサプライチェーンの中でも一部の領域に偏ってしまっているのではないか?定期的に新しい知識を獲得することはできないか?との思いがあったのも理由のひとつです。CPIMは自分の主担当の生産計画も含めて幅広い領域をカバーしており、グローバルで基本と考えられている知識を獲得するのに良いツールではないかと思いました。また、サプライチェーン関係のエクスパートのコミュニティがあり情報の発信がされていたので海外の事例等も定期的に得ることができるのではと考えました。サプライチェーン関連の資格は国内にもあるようでしたが、外資系企業に勤務していたこともあったので、APICSの試験にチャレンジしてみようと思いました。とはいえ、日本で国内での試験がちょうど始まった時期かと思います。周りにAPICSについて知っているものがいなかったので、自分で調査、確認が必要な状況でした。社内では特に必須の資格ではないため、受験費用は自費で負担しました。

 

学習方法

  1. APICSの年間会員になる
  2. →各種教材/受験費用が割引になる。APICS Dictionaryが1冊もらえる
  3. CPIM Content Manualを購入し試験についての調査
  4. 各教科の問題小冊子(CPIM Practice Questions:1教科60問程度X5)の学習
  5. 各教科の問題集CD(DataChem:1教科300問程度X5)の学習
  6. Introduction of Materials Managementを参考資料として読む

まず①、②、③を揃えました。ただ③は回答の解説の少なさとボリュームの少なさで準備にならないと気づき、次に④、⑤で学習を進めることにしました。④で問題をまず解き、できなかったところを①や⑤で重点的に調べていきました。試験日が分散したため、それぞれの教科の試験日の最低1か月前には問題を解き始めるよう努めました。⑤は基本知識が分かりやすく書かれており、最初の10章程度をざっと通読したのですが、知識の整理にたいへん役に立ちました。

今になって考えると結果的には②、③の教材は必ずしも必要ないと思います。

他の方々も紹介されていますが、まず問題を解いてみて、できなかったところ、わからなかったところを復習するやり方が効率的かと考えます。

試験会場が自宅から遠かったため、試験は複数回に分けて都合の良い日に受験する必要があり、そのため最初の試験から合格まで期間が1年以上かかりました。

 

合格後に何が得られたか

当初はサプライチェーン関連の業務に従事していましたので、試験はそれほど難しくないのではと楽観視しておりました。ところがいざ実際に学習してみると、内容を知っているつもりでも問題を間違ったり、自分で手を動かす計算問題ができなかったりすることが分かりました。今回の資格取得を通して、サプライチェーンについての一通りの知識を改めて基本から学習することができたのではと思っております。

合格してみて一番良かった点は、同じサプライチェーン関連の仕事をされているエクスパートの方々と知り合いになり、お話を伺える機会を得られることができた点と思っております。APICSのコミュニティ・勉強会に参加したり、APICS辞書の翻訳プロジェクトに参加させていただいたりしております。APICSを通じてでないとできないような、大変貴重な経験をさせていただいております。

 

さいごに

当時の私は、日本語でのAPICSの情報がほとんど得られず、情報集めからのスタートでした。もしAPICSやAPICSの資格に興味があるかたがいらっしゃいましたら、日本生産性本部のAPICSの紹介セミナー等を通じて、まず情報収集されてみるのも一つの方法なのでは?と思います。