合格体験談07

宮﨑壮洋氏(インテル株式会社)

概略

合格者  宮﨑 壮洋
所属   インテル株式会社
受験資格 APICS CSCP(Certified Supply Chain Professional)
学習期間 2018 2月 – 6月
英語使用頻度 日常業務で使用、米国駐在経験有、英検1級

受験の動機

当社にはプロセス改善やサプライチェーン教育を推進する風土があり、手を挙げ、マネジメントからの承認が得られれば、資格試験や外部セミナー受講など、様々な学習機会を得ることが出来ます。社内にはLean Six SigmaやAPICS CSCP取得を支援するCommitteeが存在し、後者は年に2回、約半年のタームで試験合格を目指すクラスの公募を行っております。私が参加を決めた理由には大きく3つあり、1. サプライチェーンに力を入れる当社がCSCP取得を推奨していること、2. 特定領域に限定されず、サプライチェーン全体を俯瞰し、その知識を体系的に習得できること、3. 業界・業種を超えたサプライチェーンへの理解が、今後のキャリアを見据えたうえでプラスになる、と考えた為です。その後CSCPを取得した今、その学習内容・結果ついて概ね満足しています。

学習方法

APICSが提供するCSCPテキスト、オンラインラーニングシステム、および週1回の社内グループディスカッションが学習の中心でした。ヨーロッパ、アメリカ、アジアパシフィックなど、時差を加味した学習グループを形成し、テキストの該当チャプターを事前に自習したうえで週に一度集まり、モデレータ(過去のCSCP合格者)の進行のもと1-2時間ほどディスカッションを行いました。私はアジアパシフィックのグループに所属しており、日本からは唯一の参加者でした。他拠点からは中国の大連・成都、インドのバンガロール、ベトナムのホーチミン、マレーシアのペナンなど様々なロケーションより参加者がおり、各々が遠隔参加しながら、実務経験に基づく過去事例のシェアや、学習内容に関する疑問点の議論、意見交換などをしました。定期的に集まりグループディスカッションを行うことは、事前準備を促す程よいプレッシャーにもなり、学習のペースを作るという意味でも良かったと思います。私は平日の業務終了後に2時間ほど、最寄り駅の図書館で自習をしていました。CSCP取得を目指すに当たっては、「SCMに関する専門用語(ターミノロジー)を覚えることも大切だが、テキストで紹介されているベストプラクティスの”コンセプト”を理解することが大切である」、とモデレータから繰り返し説明されました。試験内容を振り返り、確かにその通りだったなと感じるところがあります。CSCP関連書籍や問題集なども数多く販売されておりますが、資格取得に際しては、テキストとオンラインラーニングシステムで十分ではないかと思います。テキストを読み、オンラインクイズで不正解だった箇所を再点検し、さらに理解を深める。テキストもオンラインラーニングシステムも結構分量が多いですが、恐らく2回ほど通せば合格点に届くのではないでしょうか。学習を習慣化すること、そのモチベーションを保つこと、この2点が大事なのではないかと思います。
MiyazakiFig01
(Half year learning schedule – example)

合格後に得られたこと

日頃の業務に対し、さらに深い理解を以て臨めるようになり、自身のインプットが全体プロセスの中でどのような役割を担っているのか、ステークホルダーが何をKPIとして重視しているのか、どうすれば部分最適に囚われない解を模索できるのかなど、より俯瞰的な視野から仕事に幅を持たせることが出来るようになったと感じています。またサプライチェーンの体系的な学習を通じ、今まで蓄積された各論の知識が点と点で繋がる感覚、未知の領域に対する新しい発見など、改めて気付かされることも多くありました。資格取得後、社内・社外のネットワークもさらに広がりました。社内ではSCMに関する共通のベースライン・共有言語を持つことによって、海外拠点を含む関係部署とよりスムーズなコミュニケーションをとることが出来るようになりました。社外ではAPICS Communityの各位と知り合うことが出来、業界の枠を超えてより広いネットワークを持つことが出来たと考えています。グローバルスタンダードな資格ではあるものの、日本ではまだ取得者が少ないと聞いておりますので、今後同士が増えることを祈っております。また同時に、CSCP取得はあくまでひとつのマイルストンであり、テクノロジーとSCM理論が日進月歩であるなか、今後も継続的な学習が必要であると感じています。