合格体験談09

概略

合格者 福元 一敬氏
所属 富士通株式会社
受験資格 CPIM(Certified in Production and Inventory Management)
CLTD(Certified in Logistics, Transportation and Distribution)
CSCP(Certified Supply Chain Professional)
学習時間 CPIM:8ヶ月(2017年9月開始、2018年4月合格)
CLTD:4ヶ月(2018年8月開始、2018年11月合格)
CSCP:2ヶ月(2018年11月開始、2018年12月合格)
英語使用状況 日常業務で使用(TOEIC900点台)、シンガポール、フランス駐在経験有

受験の動機

社会人になって以来、一貫してサプライチェーンマネジメント業務に携わってきました。40代になってから、今後のキャリアを考え始めた際、自身の経験や知識が目に見える形で証明できる“何か”がほしい、と考え色々探索した結果、最終的にAPICSに出会いました。最初にAPICSを知ったのは、2015年のシンガポール駐在時です。当時、アジアにおけるロジスティクス効率化に取り組んでおり、何か参考になるものは無いか、とWebで探索した際、旧SCC(Supply Chain Council)のSCOR(Supply Chain Operations Reference)とAPICSのWebページに出会い、初めてこのような団体・資格があることを理解しました。
そのときは、それ以上の行動は起こさなかったのですが、日本帰国後の2017年4月、日本生産性本部主催のAPICS紹介セミナーに参加し、資格内容や資格取得者の体験を詳しく理解できたのが、学習開始きっかけとなり、資格取得に向けモチベーションを高めました。同時に、2年以内に全資格
(CSCP,CPIM,CLTD)を取得する、という目標を立てました。受験に向けた計画を立てるにあたり、何から学習しようか、と迷いましたが、自身の一番の弱点領域と思われる生産管理系(CPIM)から取り組むことに決め、取得後にはCLTD、CSCPと順に取得しようと考えました。また、資格取得に向けては、会社の補助は受けず、自費での取得を決意しました。安い費用ではないため、途中で投げ出さない=必ずやり遂げる、とすることで自身を追い込みました。

学習方法

全資格とも、APICS Webサイトを通して購入した、“Learning System”を中心に学習しました。平日は、通勤時間やカフェ等で約2時間程度、土日祝日は、午前中3-4時間、基本的にテキストを繰り返し読み、深く理解していく、というベーシックな手法を取りました。と言うのも、学習を始めた直後に、資格取得だけを目的とするのではなく、内容を正しく且つ深く理解すること、自身の業務に繋げる・活用すること、も目的とし主眼を置くようになったためです。そのため、学習時間については、恐らく他の資格保有の方より、時間をかけた学習になったと思います。一方、隙間時間を有効に使うことも重要と考え、POCKET Prep社のアプリ(CLTD以外)を活用、数多く問題を解き、理解を深めていきました。

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※アプリ一覧

苦手とする分野(CPIM)については、フォーキャストやMRPについては自身で表を作って算出したり、より理解を深めたいトピックについては、携帯電話に写真を収め、移動時間に何度も読み込んだりし、理解を深めていきました。CPIM1(私が受けたのは、5科目から2科目への移行期であったため、旧BSCM)
の試験結果は、概ね良好でしたが、CPIM2は、合格ライン300点に対し、303点とギリギリでしたが何とか合格することができました。
CLTDについては、現状の業務に近いため、比較的理解がしやすかったと考えます。とはいえ、概要から始まり、輸配送、倉庫管理、グローバルロジスティクス、リバースロジスティクスなど、幅広い項目且つ細かな内容でしたので、落とし込んで理解するには、やはり時間を要し、それなりに大変でした。特にネットワークデザインについては、“Learning System”上のQuizを解いても、スコアがなかなか安定しませんでした。運よく、資格取得することはできましたが、業務で活用するには、もう一歩踏み込んだ理解が必要だと感じています。
CSCPについては、CLTD取得後直ぐ“Learning System”を購入し、学習を開始しました。というのも、CPIM、CLTDで学習した記憶が鮮明なうちに取得するのが有効と判断し、休まず取組みました。
想定どおり、記憶がある程度鮮明に残っており、CPIMとCLTDに関わるような項目は、学習を省略することができ、プロジェクトマネジメント(PMBOK)、SCM関連システムといった、CSCPに特化した項目に集中することができました。テキストも半分ぐらいしか読み込んでいませんが、CSCPについても無事取得することができ、これから更に理解を深めていきますが、作戦としては成功であったと考えます。
2018年12月に、目標であった全資格を取得、約1年半に及ぶ学習が終了しましたが、振り返ってみると、英語、分厚いテキスト、且つ初めて見る単語や用語ということで、相当タフな学習でした。しかしながら、最初の決意、モチベーションを継続させることが、資格取得できた肝であったと考えます。
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※ASCM Members Card

学習後に何が得られたか?

他の資格保有者のコメント同様、現段階では際立った効果・変化はありません。一方で、海外のサプライヤーと面談する機会が多いのですが、名刺にあるCSCP、CPIMに気づかれる方が複数いらっしゃいます。海外(特に米国)におけるCSCP、CPIMの認知度から、プロフェッショナルと認めて頂き易いという点では、有利に働いていると考えます。また、個人的には、資格取得を通じて、生産管理(CPIM)、ロジスティクス(CLTD)、広範囲なサプライチェーン理解と円滑な運用(CSCP)に関する知識整理ができ、SCMを体系的に語れるようになれたと考えます。SCMに関する知識や理解は、学習前と比べ、明らかに大きく深まり、自信にも繋がっていると考えます。
現在は、APICSで学んだ内容を、業務でどのように有効に活用しようか、どう社内で活用できるか、と格闘している最中です。資格は取得しましたが、今後は、如何に業務で実践し、結果を出し続けるか、に拘って活動し、所属する会社のSCM発展に貢献していきたいと思っております。