合格体験談10

堀 裕太郎氏(日系ITサービス業)

 

概略

・業務内容:
日系企業様に対する業務改革や情報システム構想企画立案コンサルティング(新卒で社会人となり3年目、その内、2年間はSCM領域の仕事に従事)
・受験資格:
CPIM(Certified in Production and Inventory Management)
CLTD(Certified in Logistics, Transportation and Distribution)
CSCP(Certified Supply Chain Professional)
・学習時間:
CPIM Part1: 40~50時間(2018年12月開始、2018年12月合格)
CPIM Part2: 40~50時間(2019年1月開始、2019年1月合格)
CLTD: 80~100時間(2019年4月開始、2019年5月合格)
CSCP: 80~100時間(2019年4月開始、2019年6月合格)
・英語使用状況:
海外調査等で使用、通常業務では未使用。

 

受験の動機

私の受験のきっかけは、コンサルティング業務を行っていく中で、ある課題を感じたことに始まります。今までご支援させていただいた製造や小売企業様においては、部分的な業務改善を目標とした改革プロジェクトを立ち上げておられるケースが多くありました。しかし、部分最適を目指した進め方では、企業全体としてそのプロジェクトはネガティブな結果に終わることが多いです。例えば、業務改革の結果、単一部署では効果が大きく見えても、他部署へ新たな負荷が生じることになり、企業全体で見た時の効果は大きくないといったこともありました。私は経験を重ねるにつれて”より俯瞰的かつ客観的な視点で、お客様の活動をご支援すること”がコンサルタントとしての責務であり、課題であると感じるようになりました。
 このような課題の解決に向けてまずは、私自身のSCMの体系的な全体像の理解が必要と判断しました。そのための第一歩として、一定のレベルで体系的に整理され、かつ認定制度のある学習材料を探すことから始めました。これは、日本語の書籍をバラバラと読むだけでは断片的な知識しか身につかず、また体系的な理解を客観的に証明する手段が必要と判断したからです。社内有識者へのヒアリングやインターネット、書籍の情報を参考に情報収集と比較を行って、最終的には以下①~③の要素等を考慮して、APICS認定試験の受験を決めました。
①知識体系としての範囲の広さ、深さ
②知名度(検索エンジンにおける検索回数や各社の転職要件など)
③資格の価値(定期的な”更新”が必要であることで、価値が担保されている)

 

学習方法

 基本的にはLearning Systemをベースとして、休日に最大12時間程集中して自己学習を行いました。特に深い理解が必要だと感じた領域は、インターネットで検索 or 国会図書館等で書籍閲覧 or 関連書籍を購入して追加学習を行いました。

 学習方法のポイントとしては、教材を読むのと並行して、自分なりのポイントをまとめたメモを作成しながら学習しました。目的としては、試験直前の復習で利用するのは勿論のこと、曖昧な理解で学習したと錯覚するのを防ぐ意味合いもありました。”重要な内容について、適切にアウトプットできるかどうか”を自分の理解の指標として学習を進めたということです。

 

合格後に何が得られたか

サプライチェーンマネジメントに関する体系的な理解、広範な視野が得られたことで、自分の中での情報の整理軸が得られました。お客様の課題の整理に加えて、新聞、メディアの内容も自分なりに整理して、知識としてストックすることができるようになりました。

 海外の有識者に対する一定の専門性の証明、および共通したターミノロジーを得られたことで、情報交換や議論がスムーズに進むようになりました。海外のカンファレンスやインターネット、SNSを通じた意見交換が以前に比べて容易になり、更なる知識の吸収が可能になりました。

 

さいごに

 私のような社会人となってから数年目の経験の浅い若手でも、目的意識があれば合格自体は可能です。学習意欲の維持に向けては、その後のキャリアの中で、得られた知識をどのように活用するのか、具体的にイメージしながら学習を進めることがポイントかと思います。私の場合は、コンサルティング業務をイメージしながら、ポイントをまとめたメモを作成し、”内容について説明できるようになった実感=成長の実感” を感じ続けることで、学習意欲を維持することができました。