よくあるご質問(FAQ)


よく、お問い合わせいただくことをまとめました。ご参考にしていただければ幸いです。

 

資格の概要について

Q:資格の概要を教えてください。

A:生産管理/サプライ・チェーン・マネジメントの方の国際的な認定資格です。CPIMは世界で約10万人以上が認定資格を取得しており、グローバル・サプライ・チェーンにおいては、必須の知識を認定する標準資格でもあります。こちらのパンフレット、および「ものづくり白書」に掲載された紹介コラム(こちらのPDFファイル内55ページ目)も参考になさってください。

 

Q:それぞれの資格は、どのような位置付けですか?

A:CPIMはAPICS発足当初からある資格で、APICSの知識体系のMPC(Manufacturing Panning and Controll)を中心としています。以前の資格名称は、Production&Inventory Managementでしたが、Certification for Planning and Inventoryに名称変更されました。こうした領域がとくに網羅されています。

CSCPは広く浅く、サプライチェーン全体をカバーします。CPIMの内容も一部含まれています。自社でサプライチェーンの仕事をする方はCPIM、他社のサプライチェーンを支援する方はCSCP、という説明がされる場合もあります。

CLTDは、より物流、ロジスティクスよりの資格として2017年に始まった資格です。

いずれもAPICSの知識体系に基づいておりいます。

 

 

 

 

学習方法について

Q: 受験準備はどのようにすればよいのでしょうか?

A: ほとんどの方が、資格に対応した教材(Learning system)を購入されて、その内容にそって自習されています。試験範囲に沿ったものであり、1年間の期限付きですが、ウェブ上で模擬問題も解くことができる王道の受験準備方法と言えます。また不定期ですが、日本生産性本部で公開講座としてこの教材(Learning system)を利用して、日本人APICSインストラクターが講義し、質疑応答するクラスも開催されており、そちらにご参加いただいて学習される方もいらっしゃいます。受験準備には、みなさまそれぞれの学習スタイルもあるかと思います。「合格体験談」もご参考になさってください。

 

Q: CPIMの受験準備を進めているのですが、試験を受けるタイミングを悩んでおります。learning systemの問題を解いておりますが、正答率が何割程度取れるようになるまで学習を繰り返せばよいでしょうか?

A: 8割が目安だと思います。資格取得された方の体験として、複数の方から8割という目安を聞いたことがございます。なおラーニングシステムの中に「How To Know When You Are Ready」というビデオも含まれていますので、こちらもご覧になって参考になさってください。

 

Q:教材としてDictionaryがアプリ化されていたり、試験勉強アプリがあったり、するようだが。

A:はい、appleストアやgoogleストアでAPICSと検索してみてください。また3rd Partyのものですが、試験対策のアプリもあります。現在の試験に対応した勉強方法は、資格に対応したラーニングシステムを活用するのが一番の王道で近道と思いますが、教材を購入しなくても受験することできます。教材のバージョンは毎年更新されており、3rd Partyのものなのでお勧めはできませんが、なかにはAmazonやebayなどで検索して、そうした過去の教材を見て受験される方もいらっしゃいます。

 

Q: 3つの資格の受験順序は、やはりCPIM、CSCP、CLTDの順が良いでしょうか。

A: もし3つとも取得されるとして、順序は、ご関心の範囲によると思います。

 

Q: 受験準備に関してExam Content ManualとLearning Systemの関係を教えてください。

A: ECMは受験ガイド、Learning Systemはテキスト、とご理解ください。なおLearning SystemにはExam Content Manualが含まれています。

 

 

教材購入について

 

Q:申し込みしてから教材が届くまでどれくらいの日数がかかりますか(その日数分は事実上のロスですか)?

A:教材の配送日数は、通常はお申込みいただいてから米国でFedexで配送されます。10日も見ていただければ十分と思います。

いっぽう教材お申し込み後、米国で手続きがされ次第すぐに1年間、ウェブ上のコンテンツにアクセスできます。これは模擬問題だけでなく、紙のテキストと同じものがすぐに見れますので、お申し込み後、ウェブを活用して学習を始めていただくことが可能です。お申込みいただいてから1年間アクセスが可能です。アクセスしなくても1年でexpireします。

蛇足ながら、もちろん1年後も紙のテキストは手元に残ります。

 

Q:会員と非会員で価格差はないのですか?

A:下記のお申込書で日本円でご購入いただく場合、APICS/ASCM有料会員でCertification Upgradeの方か否かにかかわらず、お求めやすいように一つの価格としています。送料は実費かかります。書籍お申込書をご覧ください。

 

Q:教材の中身がもっと知りたい。

A:各資格に対応したラーニングシステムの教材の中身については、こちらをご覧ください。ウェブへのアクセスは購入から1年間です。

 

 

試験について

 

Q:試験時間について教えてください。

A:試験時間は、CPIM 、CSCP、CLTDとも、それぞれ3時間30分です。詳しくはEXAM Handbookを参照してください。

 

Q:合格基準を教えてください。

A:合否の判定は、シカゴのAPICSが行っております。 各試験結果に基づき、厳正なる審査を行い、絶対評価により、合否を判定しております。

 

Q:CPIMの合格率はどれくらいでしょうか。

A:約7割です。少し過去のものですが、数字が公表されています。この表で日本はOutside North Americaに含まれています。 

試験申し込みについて

Q:受験申込用紙は、どのように入手できますか?

A:申込用紙はこちらから(受験申込様式Registration Form)ダウンロードしてください。

 

Q: 受験は年に何回ぐらい行われていますか。

A:ご希望の会場が物理的に空いていて予約できれば、1年中いつでも受験できます。試験業務はPearsonVUE社にアウトソーシングされています。同社の日本各地の試験センターでの日時を自分で予約して受験しに行くことになります。同社はAPICS以外の他のさまざまな試験(例:Oracle、Microsoft、SAP等々)の実施しています。試験会場は同社のウェブサイトをご覧ください。実際の予約は、私どもで試験クレジット(exam credit)を発行する際に、あるいは発効後に、ウェブのリンクをたどって、ウェブ上で予約いただくことになります。ご希望の会場の予約可能な日時は変動しますので、その予約しようとされる際に都度ウェブ上でご確認ください。

 

Q:試験クレジットの有効期間6か月とは6か月以内に試験を受けなければならないのですか?

A:違います。ご質問にある有効期限6か月とは、試験クレジットが利用できる有効期間です。つまり、「試験クレジット購入後、6か月以内に試験クレジットを利用し、試験日を設定していただく必要がある」ということです。ただし、その時に設定する試験日は、試験クレジット購入から6か月以内でなくて構いません。試験クレジットを6か月以内に利用する時、その試験日を設定しようとする時点から、6か月先までの試験日がPearsonVUEの画面上で見えますので、その中で可能な日程を選んで設定していただくことになります。

まずは教材をお買い求めいただき、1年を目安に学習を進めていただき、その後目安がたった時点で、試験クレジットの購入をして日時を予約するというように、段階的に進めていただくのがよいかと存じます。

 

Q:落ちて再受験の場合は受験料お安くなったりしますか?

A:はい。RETAKEというカテゴリーの価格になります。試験申し込み用紙の裏面に記載ございます。

 

資格の活用について

Q:資格を取得すると、どのようなメリットがありますか?

A:APICSは、グローバルスタンダードに根ざした資格です。グローバル・ビジネスを手掛ける意図のあるビジネスパーソンにとっては、求人の際に資格保持により優遇されるケースがある他、ビジネスにおいても、APICS辞書により、生産管理/サプライ・チェーンに係る言葉の定義が成されている等、資格取得の課程で学ぶ言葉の定義や内容が、世界で共通言語化されているため、相手(国)とのコミュニケーションロスを防ぐことに役立ちます。

また「APICS紹介Webinar(動画)」でも、取得者の方に実際の活用についてもお話いただいていますので、ご参考になさってください。

 

Q:資格が企業においてどのように評価されているかを説明してほしい。抽象論ではない、いわゆる市場での価値がどうなのかを知りたい。

A: 米国ではサプライチェーンマネジメントの仕事をする方を対象にした調査があります。これによると回答者のうちAPICSの資格取得者はそうでない方にくらべて少なくとも25%給与が高い、とあります。日本企業では、こうした給与の差があるですとか資格手当の対象になっているということは聞いたことがありません。外資系企業のなかには、マネジャー層以上やSCM関連部門の方などを対象にAPICSの資格取得が推奨・必須とされている場合があります。韓国の財閥系企業で取得者数が増えたのは、ある職層の方を対象にマストになったため、また入社希望者も事前に自分で取得するようになったため、という説明を聞いたことがあります。

 

Q:外資系医療機器のSCMに勤めています。製薬、医療機器、研究用機器試薬という大枠で同じ業界で何度か転職をしております。この資格を取得すると業界違いでも汎用的に使用可能でしょうか?

A:特定の業界に特化した資格ではありません。基礎的、網羅的なものです。そういう意味では汎用的と思います。またLinkedInなどに記載できる国際資格ですので、認知度があります。そうしたサイトも覗いてみられたら参考になるかもしれません。なお、医療機器や医薬品業界の方も多くAPICSを勉強されています。

 

Q:業界・欧米をとわず、APICSを活用しているグローバル企業が多くあることはわかりました。これらのグローバル企業の中で、CPIM/CSCP/CLTDの資格のうち、いずれの資格を重要視しているかなどの優先度の違いはありますか?

A:米国APICSから公表されていないこともあり、グローバル企業内での活用度合いの違いや、優先度の違いなどはわからない、のが実態です。いっぽう、BASFさんやIntelさんのケースが米国サイトに掲載されていますので、そうした企業さんは熱心に活用されている企業さんで公表に同意された企業さんと推測できます。こちらのサイトでケーススタディが公表されていますのでご覧になってください。 

APICSの有料会員制度(米国)について

Q:APICS/ASCMの有料会員加入は、米国ウェブサイトから直接とのことですが、クレジットカード払いは可能ですか? 

A:はい、会員加入は米国サイトで米ドルでの支払いとなります。referral codeの欄には「XEJPCR88」と記入してください。また試験価格の割引をうけるには、さらにCertification Upgradeというオプションをつける必要があります。

https://www.ascm.org/membership-product/

 

Q: 有料会員のメリットは実質受験料が安価になることとの理解でよいでしょうか。

A:はい、日本から米国の会員になること可能です。

そのなかでCertification Upgradeというオプションを申し込まれると、試験の割引が受けられます。通常の有料会員だけでは割引を受けられませんのでご注意ください。 

APICSコミュニティについて

Q:APICSコミュニティのセミナーなどに参加したいのですが、直近ではオンラインベースで何か予定はありますか? またそのような情報はどこで入手すればよいですか?

A:イベント情報は、メール配信させていただきますので、そちらでの案内、また日本語ホームページapics.jpでご案内させていただく予定です。また、サプライチェーンマネジメントに関連しての事例発表や発表テーマがある方は個別にご連絡ください。APICSコミュニティは、サプライチェーンのお仕事をされている方や関心ある方でつくっていくコミュニティですので、是非みなさまそれぞれ可能な形でご参加いただければ有り難いです。

 

資格取得後について

 

Q:資格に有効期限はありますか?

A:5年毎に資格の更新が必要です。資格の更新にあたっては、APICSの定める諸活動を行い、同諸活動を通じて、75ポイントを取得する必要があります。概要につきましては、APICSホームページをご覧ください。自習やAPICSコミュニティへの参加、コミュニティでの発表なども、更新ポイントとして加算されます。

 

Q:資格取得後の資格維持について、コストを抑える方法はありますか? APICSホームページなどを調べるとAPICS会員となる、アメリカで行われる会合に参加するなど費用のかかるものが多く、やや取得に対して躊躇するところがあります。

A:有料のAPICS会員になることは資格更新の必要条件ではありません。自分でWebinar参加したりして、ポイントを自己申告するものです。ランダムでエビデンスの提供が求められるようですが、5年の間にかならずAPICSの有料研修に参加しなさい、といった縛りはありません。そうした意味ではアメリカの団体ですが、わりとゆるやかと存じます。なお本ホームページ「資格更新」に記載している、日本人の方の体験記についてもご参考になさってください。

 

Q: 資格はすでに取得したが、常にUpdateな状態を自身が保つために資格ホルダーの皆さんが実践していることは何でしょうか。

A:資格更新についてはこちらをご参照ください。またサプライチェーンマネジメントのお仕事に携わる方の場、活動の場としてAPICSコミュニティがあります。是非ご参加いただき、交流ください。

 

 

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